みなさん、お元気ですか?
ショートケアのみなさんが大切に見守っていた、スノードロップの花がやっと咲きましたよ!
下向きに咲いているのが、とってもかわいい!
雪が溶けかけて、雫になって、それからまた凍ったような。
寒さの中にほのかに感じられる、春の兆しです。
さて今回は、作業の予習でスタッフが草木染めに挑戦してみました。
じつは以前にも花びら染めをしたことがあるのですが……思い出そうとすると、なぜか悲しい気持ちになるので、やめておきましょう。
まずは、下処理です。
前日に、買ってきた布を水でさっと洗ってから水で割った豆乳に浸けて、乾かしておきます。
今回色を分けてもらうのは、ナス、病院の敷地内にある何かの赤い花、そしてローズマリーの3種類です。
まずは一番手、ナス!
皮を剥がれたナスさんたちは、その日の晩、麻婆茄子となって美味しく食べられました。
茹でていくと…
おぉ〜、少し深めの渓流のような、いい色だ〜!
これは期待できそう…!
つづいて、二番手!
「病院の敷地内にある何かの赤い花」!
スタッフが見つけてきてくれました。
煮出すと…
お…!?
なんか、うっすら青いぞ!?
不思議な感じだ…!
さらに、ショートケアでもお馴染み、ローズマリーさんも煮出して、色を出していきます。
次の工程に移りましょう。
豆乳水で下処理をした布に輪ゴムで模様を入れ、ミョウバン液で先媒染をします。
そしていよいよ、染色開始です!
と、ここで異変が…!
あれ!? 奥のボウルに入れておいたナス、深い渓流の色だったのに、いつの間にか淀んだ沼みたいな色になってる…。
そして手前右手側の「病院の敷地内にある何かの赤い花」も、うっすら青かったのが、うっすらが過ぎて、ほぼ…無色?
くっ、また…だめなのか…!
花びら染めの悪夢が、再現されてしまうのか…!
一縷の望みは、ローズマリーさんへと託されました。
…なんかもうすでにミリタリー感がすごい出てるけど!
諦めず、何回か染色を繰り返し、完成したものがこちら!
じゃ~ん!!
お、意外といいじゃ~ん!
途中まで出ていた無骨な雰囲気は、ミョウバン液に浸したときうまく抜けてくれて、いい感じに鄙びた色合いに変化しました。
不揃いな絞りのわっかも、心地よいリズムを奏でています。
う~ん、いいですねぇ~…
眺めていると、のんびりした気持ちになります。
途中でけっこう焦りましたけど、最後までやってみないと分からないものですね。
一喜一憂して途中で投げ出さず、腰を据えて続けてみることも大事なんだな…。
さて、この経験を活かして、次回はグループの作業でやってみたいと思います!