よくある質問

外来受診に関するQ&A

1. 森田療法を受けたいのですが、どのようにしたらよいですか?
まずは、お電話で初診の予約をとって、慈恵医大第三病院精神神経科外来にお越しください。その際、他の医療機関を受診中の方は出来る限り紹介状の持参をお願いします。外来では、森田療法が現在の病状に適しているかどうかを診察・相談させていただきます。
<予約方法>月曜〜土曜(祝日を除く)14:00〜16:00の間に、医療連携室までお電話ください。
TEL:03-3480-1151(代表)

2. 森田療法の外来診察には、保険がききますか?
健康保険が適用されます。

3. 遠方からの入院希望でも、外来で何回か受診しなくてはなりませんか?
初診で来ていただいた当日に入院となることはありません。患者さんの病状やベッドの空き状況によっては何回か外来に来ていただいてから、入院に導入ということもあります。

4. 他の病院に通院していますが、入院できますか?
まずは外来を受診していただき、相談させていただきます(質問1参照)。

5. どんな病気に森田療法は適応がありますか?
強迫症(強迫性障害)、社交不安症(社交不安障害)、パニック症(パニック障害)、広場恐怖症(広場恐怖)、全般性不安症(全般性不安障害)、身体症状症(身体表現性障害)、病気不安症(心気症)、長引くうつ病、不登校・ひきこもり、などが対象となります。詳しくは「対象となる病気・症状」をご参照ください。

6. 受診に年齢制限はありますか?
基本的には高校生以上で、上限は設けておりません。

7. 本人を受診させて、入院させたいのですが、本人が外来を受診したがりません。家族だけで話を聞くことはできますか?
衛生相談という形でお話を聞くことは可能です。ただし、自費となります。受診の方法は質問1をご参照下さい。

入院治療に関するQ&A

1. 入院患者さんの男女の比は?
男女比は2:1くらいです。平均して男性患者さんが多いのですが、病室や浴室、トイレは男女で別れています。女性患者さんも安心して生活して頂けます。

2. 何人くらいの患者さんが入院していますか?
20床の病棟ですが、時期によって差があります。概ね12〜18人くらいの患者さんが入院生活を共に送っています。

3.身体の病気をしたことがあり、作業について行けるか心配です。大丈夫でしょうか?
身体の病気のある方も安心して入院森田療法を行って頂けるよう、必要に応じ身体科の診療を同時に受けられるようにしています。また、場合によっては体調や体力に合わせた個別のプログラムで作業療法を行うこともしています。

4. 動物が苦手なので心配なのですが、大丈夫でしょうか?
苦手なことには、少し少しずつ段階を経て取り組んでいけるよう、スタッフがサポートしています。

5. 動物や植物のアレルギーが心配なのですが、大丈夫でしょうか?
アレルギーに関しては、危険が無いよう個別に対応しています。必要に応じてアレルギー検査も行います。

6. 面会や外泊はできますか?
入院生活に専念して頂くため、原則として作業期が終了するまでの期間は面会・外泊は行っていません。社会復帰期に入ってからは、治療の経過や退院後の進路を話し合うために、ご家族にお越し頂くことがあります。また、社会復帰期の治療の一環として、場合によっては計画的な外泊を取り入れております。なお、緊急時は別途対応させて頂きます。

7. すぐ入院できますか?
病棟の空床状況により、順次入院のご案内をしております。1〜2ヶ月ほどお待ちになることもあります。

8. 入院費はどれくらいですか?
健康保険の自己負担分の他、差額ベッド代が1日5000円かかります。

9. どんな服を着て作業すればよいのでしょう?
動きやすく、汚れても良い服装で作業して頂きます。ジャージやTシャツで作業をする方が多いです。

10. 携帯ラジオやipodなどの音楽端末機を持ち込んでも良いですか?
入院すると、作業中心に1日を過ごすことになります。そのため、夜間の限られた時間に使用可としています。但し、他の患者さんの迷惑にならないようにイヤホンを使用していただきます。

11. 入院中に、着替えなど身の回りの物が足りなくなったらどうすれば良いですか?
入院中に物が足りなくなった場合、ご自宅からの郵送は可能です。また、生活に必要な物品の買い出しは、一部の期間を除いて医師の許可があれば可能となります。治療の都合上、郵送のやり取りや外出には決まり事がありますので、その都度スタッフに相談して下さい。

12. 本の持ち込みは禁止ですか?
禁止しておりません。しかし、気晴らしにならぬよう最低限が望ましいでしょう。治療に専念して頂くために一時お預かりするなど、主治医と相談して頂く場合もあります。

13. 携帯電話・スマートフォンやその他の通信機器の持ち込みは禁止ですか? 途中でメールチェックできますか?
病院内のため携帯電話・スマートフォンなどの通信機器の使用は禁止とさせていただいております。入院中はナースステーションにて預からせていただきます。

14. 2人部屋になるのですか?
最初は1人部屋です。作業期に入った後に2人部屋になることが原則です。

15. 1人で生活したことがないのですが、大丈夫でしょうか?
掃除や洗濯などの日常生活に関する事は、看護師がサポートします。生活上で困った事があれば、気軽に看護師へ相談してください。

16. 現金はどのくらい必要ですか? 貴重品は預かってもらえますか?
貴重品に関しては、各室にセーフティボックスが設置されていますので、ご自身で管理して頂きます。ご希望があれば、管理課での預かりも可能です。万が一の盗難防止に備え、多額の現金や貴重品はお持ちにならないことをお勧めします。なお、院内にATMが設置されています。

17. お休みはありますか?
作業は日曜日のみ、お休みになります。しかし、基本の生活リズムである起床・食事・消灯時間などは日曜であっても平日と同様です。又、共同生活をしておりますので、共同で使う場所の清掃や動植物の世話は入院患者の皆さんで毎日協力して行っています。

18. 洗濯機や乾燥機、テレビの使用にお金はかかりますか?
費用は一切かかりません。洗濯機、乾燥機は2台ずつあり、日中作業時間外や、消灯までの時間に使うことができます。テレビはデイルームに1台のみで、個人の部屋にはありません。作業時間外に観ることができます。

19. 入院期間はどのくらいになりますか?
通常は約3か月となります。病状・状況によって約1か月の短期入院も行っています。詳しくは受診の際にご相談ください。