体験の回(12クール目)

みなさん、お元気ですか?
ツワブキの会の作業体験の回に参加していただいたみなさん、お待たせしました。
今回は振り返りの記事です。

…もう、とにかく暑いですね。
また今年も猛暑が続き、枯れ果てた畑を前にがっくりと膝をついている未来が、蜃気楼のようにくっきりと見えます。
そんな事態だけは、なんとか回避しなくては…
…そうだ、自動水やり器を作ろうか!
ということで、作業内容はこんな感じになりました。

自動水やり器の作成、田植え、夏野菜の収穫。
盛りだくさんです!
自動水やり器の作り方は、以下のサイトを参考にさせていただきました。
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/5e51049b7856d7ea6f910dd69c22c0a119c563d0

その前に、下準備をしておきましょう。

塩水選をして、お湯とお酢に浸けた種もみを、苗床に蒔きます。
約1か月後。

なぜか半分だけしか育っていませんが、我らが田んぼ(バスタブ)の狭さを考えれば十分な数です。
これで準備は完了です!

そして迎えた当日。
朝方はパラパラと降っていたのですが。
午後には、雲の間から青空を望めるほどになり、外作業にはちょうどいいお天気となりました。

さっそく作業開始です。
まずは、自動水やり器です。
キッチンペーパーを短冊状に切って、ホッチキスでつないで伸ばしていきます。
もう、みなさん、とてもていねい!
正確に切り揃えて、しっかりとつないでいるので、仕上がりがとても美しい。
どれほどかというと、あまりにきちんとしているので、感心するあまり写真を撮るのを忘れてしまったほどです!
使うのが、もったいない!

難しかったのが、設置方法でした。
プランターの土の表面との高さの兼ね合いで、低すぎると水が伝わらず、高すぎると早く水がなくなってしまいます。
どうやって置こうかな……ま、なんとかなるでしょ!
という、現場に丸投げのずさんな計画にもかかわらず、みなさん声を掛け合いながら、臨機応変にちょうどいい土台を作り上げてくださいました。
そして完成したのがこちら。

ほどよい高さ、上面の広さ、そして風に飛ばされない安定性。
ワガママな注文を、しかもその場にある素材だけを用いて、すべてバランスよくクリアしてくるとは…!
この装置は、PET-KP02と名付けましょう。
ペットボトルにキッチンペーパーがつながっているというくらいの意味です。
02は雰囲気です。

いやぁ、よかったよかった。
みなさんのおかげで、大成功です。
では、いったん休憩に入りましょう。
その時、スタッフがぽつりと呟きました。
「不織布のキッチンペーパーを使うといいかもしれないですね」
「…え?これ、不織布じゃないんですか?」
「紙ですよ」
……。
PET-KP02、思いっきり欠陥品だったーー!!
本当にすみませんッ!!
それでもッ、数回は持つはず!
大切に使わせていただきます!!

…気を取り直しまして、つづいては田植えです。

曇りとはいえ汗ばむ気温でしたが、田んぼに手を入れるとひんやり冷たくて気持ちがいい。
昨年の反省を踏まえ、種もみは一か所に蒔きすぎないようにしたので、苗の取り出しもスムーズです。
今年も豊作でありますように。

そして、締めは夏野菜の収穫!

いぇい、いっぱい採れました!!

ということで、盛りだくさんな内容でしたね!
参加してくださったみなさん、本当におつかれさまでした!
忙しない中で、そして穴だらけの計画の中で、それでも積極的に手を出してくださる姿勢に、見ていて励まされる思いでした。
動くためのチカラはちゃんとあるみなさんですので、本当に、こうしなければならないというのは何もなくて、ただ楽しんでいただけたらそれで十分なんです。

後日。

うまく機能しています!!
でも、近いうちに必ず、PET-KP03を作りますので!