みなさん、こんにちは。ショートケア担当スタッフです。
庭のビオラは色とりどりに咲いて私たちを楽しませてくれましたが、とうとう終わりの時期になりました。参加者の方と実習に来ていた学生さんが、最後まで頑張って咲いていたお花を摘み、可愛く飾ってくれました。
さて、今回は庭の植物のお話です。
現在、ミニトマト、バジル、枝豆、小松菜、サラダ大根、バラ、パワーデイジー、カンナ、紫陽花などがあります。
暖かくなり、絶賛虫との戦い中です!
小松菜とサラダ大根は順調に育っており大きくなりましたが、葉っぱが所々食べられてしまいました・・・。このままでは私たちが食べる前に、虫たちに食べられてしまう!そんなの嫌だー!
ということで、原因を探るべく、目を凝らして虫探しです。すると、いました、黒いイモムシのような小さい虫が!みんなで探すと、あちらこちらの葉っぱについています。これはマズイ、なんとかしなければ!でも、いったいこれは何の虫?そしてどう対策すればいいの?
見つけた虫を捕獲し、対策を考えるためにみんなで調べます。すると、カブラハバチの幼虫であることが分かりました。大根や小松菜など軟らかい葉のアブラナ科野菜につくそうです。
対策は、①幼虫が集まる葉っぱごと取り除く②幼虫を1匹ずつ捕まえる③殺虫剤を散布する。できれば無農薬でやりたいので、ひたすら①②を行うことにしました。
そして、これ以上虫が来ないように、害虫予防に効果がある酢水スプレーを巻き、寒冷紗で保護しました。
また、サラダ大根の一部の葉っぱの裏に白い斑点のようなものを発見。調べたところ、白さび病のようです。雨が多い時期に感染しやすいようで、早期発見と防除が必要とのこと。被害が拡大しないように取り除き、間引いて風通しをよくしました。
ミニトマトは随分背丈が伸びてきました。そして、青い実もなってきました!黄色い花が次々咲いていて、これから実が大きくなりどんどん重くなってくるので、倒れないように支柱を立てました。
害虫被害もなく、バジルと共に植えたコンパニオンプランツの効果が出ているようです。
ちょっと心配なのが枝豆。
背丈は伸びているのですが、なんか細くて弱々しい感じ。どうやら間引きのタイミングが少し遅かったようですが、やり方を調べて行いました。間引いた枝豆は丁寧に根っこまでとったので、こちらも育つことを願いながら別のプランターに移しました。
そしてバラ。次々に鮮やかなお花が咲いていますが、アブラムシが大量発生!丁寧にガムテープで捕獲。アブラムシは黄色に寄ってくる習性があるとのことで、黄色のビニールテープを吊り下げました。
つるバラはピンクの可愛いお花が咲いてきました。枝が伸びてきたため誘引しています。
参加者の方より、「誘引で大変だったのは、長い枝を折れないように気をつけること。上手に誘引したつもりが、次の回になると違う枝が伸びて、また誘引の繰り返し」とのこと。
「軍手にトゲがささってやりづらかった!」とトゲと格闘しながら、枝の伸びる方向を観察し丁寧に誘引して下さっています。「バラ園のように育ってくれると嬉しいです」との声もあがっています。
苦労と努力の積み重ねにより、美しいバラのアーチができるのですね!いつもありがとうございます!
そして、剪定したバラは可愛らしく生けて下さり、庭だけでなく室内でも私たちを癒してくれています。
他にも、一株でたくさんの黄色いお花を咲かせているパワーデイジーの切り戻しや、初夏から秋にかけて開花するカンナのナメクジ対策などを行っています。鉢植えの紫陽花は咲き始めていて、土が乾いてきたらたっぷり水やり。
暑くなってきた中、蚊取り線香と虫よけスプレーで蚊とも戦いつつ観察し、分からないことは調べて相談しながら、みんなで協力して、ひとつひとつ丁寧に対策をしています。
庭の作業は体力的に疲れますが、作業の後デイルームでお茶を飲み、まったりしながら「収穫したらどうやって料理する?」なんて歓談する時間も楽しいものです。
お花に癒され、すくすく育っている野菜を見ておいしい料理を思い浮かべながら、日々お世話していきましょう~。