2019年7月3日に森田療法センターにて七夕祭が行われました。
今年の患者さんの出し物は、「ハートフルストーリー」という影絵芝居(shadow play)でした。当センターで育てている鳩達を題材にした愛の物語。完全オリジナルのストーリー。
今年は6月に行われた放鳩ピクニックとの兼ね合いもあり、4週間とやや短期間で準備をすることになりました。
行事係のスタッフ、行事委員の患者さんともに、初回の打ち合せでは当日までに仕上がるのだろうか、と不安で一杯だったのを覚えています。
さて、当日の出来栄えはどうだったでしょうか?参加された方々にそれぞれ想いがあると思います。スタッフである私としては、日頃の生活を疎かにせず、限られた時間の中で、患者さんそれぞれの力が最大限に発揮されたと感じています。心を動かされました。
私達は現実世界においても、限られた時間、限られた物の中で生きています。自分の力とて万能ではありません。
ここ森田療法センターでもそれは同じです。他者と対話を繰り返し、限りあるものを最大限に生かすことが大切なのです。
このようなプロセスを積み重ね、一つのものを作り上げることが個人の心に変化をもたらし、皆さんが抱えている悩みを解決するきっかけになるでしょう。
体験したこと人にしかわからない事実がそこにあります。