接木

みなさん、お元気ですか?
だいぶ陽気もよくなってきましたね。
森田の庭でも、ガーデニングシーズン到来ッ!という感じでいろいろとやることが増えています。
そんな中、今回は柚子の接ぎ木に挑戦してみました。

接ぎ木。
なんとなく憧れはあるけれども、何をどうすればいいのやら皆目見当がつきません。
スマホ片手に調べながら、手探りでやってみました(なので、これから接ぎ木をやろうと思って運悪くこの記事に辿り着いてしまった方。参考にしないでください!)。

まず、カラタチの苗を買ってきました。これを台木にします。

つづいて、穂木として、とりあえず柚子の枝を切ってきたんですが…
う〜ん、でもこんな枝でいいんでしょうか?

あんまりスマホとにらめっこしていても乾いてしまうばかりなので、とりあえず先に進めます。

穂木の先端をくさび形にカットして。

さらに台木の方もカットして、指のささくれみたいな感じで、皮を残して切れ込みを入れます。
ところが。
これが準備不足で、手持ちのカッターでは、固くて切りにくかった!
勢いでスパッと切り落としてしまったり。
刃を立てたものの固くて進まなかったり。
結果、台木をけっこう傷つけてしまいました…

ここまででもうだいぶ不安要素いっぱいなのですが、カラタチを切ってしまった以上、もう待ったなしです。

とりあえず、台木に穂木をはめ込みます。
この際、外側の緑色の部分と真ん中の明るい色の部分の間の、形成層という部分をくっつけるのが大事なんだそうです。


仕上げに、接木テープを巻いて、接ぎ目に水が入らないよう袋をかぶせます。
なんとなく形だけは、見たことあるような感じに…なったような、ならないような?
な、なんとか、活着してくれるといいな〜…。
いつかまた、その後の様子をお伝えできればと思います。

ところで。
この柚子ですが、種から育てると実がなるまでにたいへん時間がかかる植物だそうで、「桃栗三年、柿八年、柚子の大馬鹿十八年」なんて言われることもあるそうです。
まあ、一人前になるまでにもっと時間がかかる人間に、大馬鹿呼ばわりされちゃあ、柚子の方もたまったもんじゃないのかもしれませんが。
でも、たまには、目まぐるしく変化し続ける世の中からいったん離れて、柚子にならって「大馬鹿」になってみる。そういうのも、いいかもしれませんね。