落葉掃き

みなさん、お元気ですか?
もう11月ですねー。
一年の締めくくりに向けて、私の身の回りでは、なにかと慌ただしくなってきたような感じがしております。
今年もいろいろあったなー…って、回想にふけるのはまだ早いですね。2021年の終盤も、気を緩めすぎず締めすぎず、やっていきたいと思います。

さて。
夏の間、雑草と蚊と苦闘し、泥だらけの軍手で滴る汗を拭いながら、「でも、この状態がいつまでも続くわけじゃない。寒くなってくればヤツらの勢いも必ず収まってくるはずさ」とたかをくくっていたのですが。

自然はそんなに甘くない。足下の雑草が大人しくなったと思ったら、今度は上空から落葉が大量に飛来してきました!

これは、落ち込んでいる暇はありません!
倉庫から年季の入った竹箒を引っ張り出し、すぐさま迎撃です!

この落葉掃き、久しぶりにやってみると意外と楽しい!
乾いた空気に、竹箒のシャッ!シャッ!という音が清々しく響き渡ります。
う〜ん、秋だなぁ〜、という感じ!焼き芋したくなります!
雑草取りと違って、すんなりキレイになるし、蚊もあんまりいなくなったし、涼しいし、とっても快適です!

いやぁ、掃いた、掃いた!
ふふふ、どうですかこのきれいな道!
あ、画像はくれぐれも拡大しないでください。奥の方はまだ落葉と小枝の陣地ですので。

その後、すっかり落葉を掃ききって、袋もいっぱい、気分も満足、意気揚々と引き上げました。

…ところが!

まだ、ほんの1時間も経っていないくらいの間だと思います。通りすがりに庭を見やると、

もう新たな落ち葉が、はらはらと降ってきているではないですか!
エンドレス…!!
さっきまでの満足感はどこへやら、一転して徒労感すら込み上げてきました。

落葉を掃いても掃いても、また降ってくる。落葉をなくすことはできない。きれいにしたいけど、できない。
そのもどかしさを、否応なしに味わわされる。

…ああ、そうか。
このきもちわるさのままで、いられるかどうか。
そういうことなのかなぁ、なんて、思いました。

落葉掃きは、掃けない落葉にこそ学ぶところがある、のかもしれません。

また時間があったら掃きにくるかぁ…、なんて呟きながら庭を後にしたのですが。
満足して引き上げたはずのさっきよりも、ちょっとだけ肩の力が抜けたような、そんな感じがしたのでした。