昭和の時代に輝いた俳優さんがまた一人亡くなられた。世代によって印象に残る役は違うようだが、「北の国から」の黒板五郎役はそのひとつではないだろうか。
脚本の倉本聰さんは「北の国からの黒板五郎で描きたかったのは(真面目にやればやるほど矛盾が生じる男の情けなさ)」「暮らしや子育てに苦闘する、情けない、かっこ悪い、でもそれでいい。」「途中から2枚目になりました。父の威厳と情けなさ、だらしなさ、矛盾の中で生きる姿が出てきてね。」と。
例えば、私達は(かっこいい)というのは(見た目・外見が好ましいさま)と考えがちですが、いろいろなかっこいいがありますね。
一生懸命に生きる姿は「格好いい」と教えてくれたドラマであり、名優だったと思います。御冥福をお祈りします。