大学いも

みなさん、お元気ですか?
いやぁ、寒い!
キンキンに冷えてますね。冷蔵庫に放置された炭酸水の気分です。
これだけ寒いのが続きますと、庭の方でもすっかり花が枯れ、葉が落ち、寂しい感じになってきます。
というか、外、出たくない…。
こんな日は、あたたかい屋内で料理でもしましょうか。
ということで今回は、貯蔵してあったさつまいもで、大学いもを作ってみました。

さつまいも。
前回の煮物にも、こっそり脇役として登場していたのですが(むしろ主役だったかもしれない…!)。
収穫したのは、11月の初旬でした。

おおーっ、ちゃんとできてる!
絡まりあった蔓をほどきながら引っぱると、土の中からごろりと現れる紫の塊。
手のひらに、ずっしりと重みが伝わってきます。
これは、食べ応えありそうです。
さっそく試食といきたいところですが、しばらく寝かせておくと甘みが増しておいしくなるとのこと。
乾かしてから新聞紙にくるみ、段ボール箱に入れて貯蔵しておきました。

約一ヶ月後。

ふぞろいですが、どれもこれもいい顔つきをしています。
丸いもの。
長細いもの。
でこぼこしたもの。
虫食いのあるもの。

とくに、この子はおもしろいですね。
蔓にでもひっかかっていたのでしょうか。まるでひょうたんです。
「さつまいも」と一口に言ってしまえば、どれも同じに聞こえますが。
一口大に切り分けてしまう前に、そのままの姿を味わってみるのも楽しい。
…なーんて。見てるだけじゃあ、おなかは満たされませんね。
さくっと切っちゃいましょう。

乱切りにして、水にさらしておいてから、レンジでチン。

今回は揚げずに、油をひいたフライパンで焼き目をつけます。

これが、なかなか根気がいるんです。
ぜんぜん色変わらないなーと油断していて、ひょいとひっくり返すと、
あ、焦げてる!
ということがよく起こります。
料理上手なスタッフに手伝ってもらいながら、なんとか仕上げました。

最後に、砂糖・みりん・しょうゆを合わせたタレを煮詰め、さつまいもにからめれば…

つやつや!!
立ち上ってくる香りが、もうたまりません!

完成です!
ではでは、さっそく。いただきます。
つまようじを刺して、ぱくり。
おお…!
外はカリッと甘くて、中はほくほく!
透明なプラスチック容器に入れて、公園のベンチで枯れ葉がカラコロいうのを楽しみながら食べたい味です。
…あ、そうだ。外はめちゃくちゃ寒いんだった。
やっぱり、おうちに帰ってから食べましょうか。

えー、ということで。
今回は、おいしくできました!
よーし、この勢いで、次回は干し芋を…って、あ。
振り返れば、段ボール箱が空っぽだ。
勢い余って、さつまいも、ぜんぶ使ってしまいました。
二皿もできちゃって、妙に多いなと思ったら…!