センター長の挨拶

森田療法センターのホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

東京慈恵会医科大学 森田療法センターは、森田正馬(もりたまさたけ)が初代精神科教授を務めたときに用いた精神療法のひとつ「森田療法」の発祥の地とされております。1972年には東京都狛江市の東京慈恵会医科大学附属第三病院に10床の森田療法室が設置され、1984年には新たに地上2階、地下1階の森田療法棟が竣工、病棟は20床に増床されました。

そして、2007年5月森田療法棟を全面的にリニューアルして誕生したのが森田療法センターです。センター化に当たり「病院らしくない空間」をコンセプトに木目を基調にしたインテリアで統一しました。ミーティングルームや作業室は明るく広々としており、オープンな雰囲気を有しています。病床は計20床で、二人部屋9室(軽作業期までは原則として個室使用)と臥褥専用の和室2室があります。

2020年より森田療法センターも新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受けています。従来の入院治療を見合わせ、グループワークによる神経症圏の疾患の治療を試みるなど、新たな森田療法センターのあり方を、スタッフや患者のみなさんと探っています。

本ホームページでは、強迫症(強迫性障害)、社交不安症(社交不安障害)、パニック症(パニック障害)、広場恐怖症(広場恐怖)、全般不安症(全般性不安障害)、病気不安症(心気症)、身体症状症(身体表現性障害)などの心の病を抱える患者さんと治療に携わる専門家の方々に、森田療法の実際と森田療法センターの最新情報をお伝えしていきます。

繁田雅弘森田療法センター
センター長
繁田雅弘