脱穀とキャンドル

みなさん、お元気ですか?
毎年、指先にぴりっとしたものを感じますと、ああまたこの季節がやってきたんだなぁと気づかされます。
冬です。
たまに夏?がのっそりと戻ってくることがありますが、寒い日はやっぱり寒いので、寒暖差に気をつけたいですね。

さて先日、ツワブキの会で作業体験を行いました。
内容は、収穫したお米の脱穀とアロマキャンドル作り!
今回はその振り返りです。

アロマキャンドルとお米…。
どちらも「たく」でしょう……なんてね!
アロマキャンドルの工程は、色々と試行錯誤の末、このような形にしました。
その苦労話は、長くなるのでまた後日。
ワックスを溶かすのに時間がかるので、その間に脱穀までやってしまおうという作戦です。

お馴染み、庭のバスタブで育てたお米、通称「ゆぶねっこ」です(何言ってるのという方はぜひ過去のブログをご覧ください)。
9月のツワブキの会で、みんなで干した稲束も、すっかりいい色に仕上がっています。

まずは脱穀。
ボウルなどで覆いながら、び〜ぃっとわらを引っ張ると、ぱらぱらっと籾が一粒ずつ外れていきます。
言葉にすると簡単そうですが、やってみるとこれがなかなか難しい。
力みすぎると、穂の途中でプチっと切れてしまいます。
続いて、籾すりです。
すり鉢に入れ、ゴムボールでやさしく擦って玄米にします。
そして最後に籾殻を取り除くのですが、これがまた大変なこと大変なこと。
…考えるな、手を動かすんだ。
ひたすら根気です。
ですが、参加されたみなさん、さすがでした。
黙々と目の前の作業に打ち込まれていましたね。

お米だ〜〜!!
とってもていねいに籾殻を取り除いていただき、きれいな玄米ができあがりました!
みなさんの集中力や几帳面さが光るすばらしい作業でしたね。

さて、続いてはアロマキャンドルです。


こそこそ作りためていたドライフラワーやこっそり忍びこませた唐辛子を使って、みなさんに自由に飾りつけていただきました。
いやぁ、見ていてとっても楽しかったです!
小さなビンにかわいらしくまとめたものから大きなビンいっぱいに大胆に配置したものまで、色合いもさまざまで、机の上がまるで植物園のようです!
素晴らしい!
…と、ここまではよかったのですが!
最後の最後で、ジェルワックスが溶けきらず量も足りなくなってしまい…数名の方は完成させることができず時間切れとなってしまいました…。

注ぐところまでいけなかった方、本当にごめんなさい…!
でも、言い訳がましくなってしまいますが、時に完璧に最後までやり切れないこともある、これも今回体験できた大事なことだったのかもしれません。
実際にやってみると、計画通りにはうまく運ばないし、事前の実験では問題なかったところに思わぬ落とし穴があったりもする。
でもそれは、わるい意味でばかりではなくて、いい意味で予想を裏切ってくれることもあって。

会が終わってふと振り返れば、一人で作っていたときは思いもよらなかったような、素敵なキャンドルたちがずらりと並んでいました。
よかったこともわるかったことも、ぜんぶをひっくるめて、楽しかったなと振り返れたのなら。
それはきっと、いい体験だったのではないかと思うのです。

…な〜んて言いつつ。
でもやっぱり、完成までいきたかったですよね!
悔しい〜〜!
またいつか機会があったら、今度はもっとうまくできるようにするぞー!
(※間に合わなかった作品は、後日スタッフがしっかりワックスを注がせていただきました)