お米①

みなさん、お元気ですか?
このごろは暑くなったり、かと思えば冷たい雨だったり、難しいお天気ですね。
梅雨に入るまで、もう少し青空を楽しみたかったのになぁ…なんて、思いますが。
仕方ありませんね。
どうも、傘とは長い付き合いになりそうです。

6月ごろには、今年も梅干を漬けようと思っています。
昨年は、ドライフルーツなのかな?っていうくらいカッサカサの梅干が漬かりましたので、今年はその反省を活かして、もう少し梅干に近いものができるといいな…。
さて、そうなってくると、ごはんも重要ですね。
レトルトごはんは手軽だし十分おいしいけれど、やっぱりちょっと寂しいし。
…あ、そうだ。
お米、作ろうか。

うまくいくかどうかは分かりません。
課題はたくさんある。
でもそれはいつものこと。
難しく考えるより、とりあえずやってみること。
やってみて、初めて見えてくるものもある。

さあ、そうと決まれば、まずは田んぼですね!
畑を掘って、防水シートを敷いて…
あ、でも排水はどうすれば…?
さんざん悩んだ挙句、結局こうなりました。

「バケツ稲」ならぬ「バスタブ稲」。
かつて、森田の庭の鯉たちが使っていたものです。
そのさらに以前は、おそらく人類が利用していたものと思われます。
それはもう、大変時代のついた代物です。
…いえいえ、だからといって侮ってはいけませんよ。
だって、防水に関してはもとよりカンペキなうえに、こうして、

排水口にホースを突っこんで、粘土を詰めれば。
あっという間に、排水システムだってできちゃうんですから…!
…あわれに思ったのか、他のスタッフがとってもすてきな名前をつけてくれました。
「ゆぶねっこ」。
ヒトやコイの時代を経て、ついにイネも湯船につかる時代がきたということなのでしょう。
とても壮大です。

よし、ブランド名まで決まっちゃいましたね。
この調子で、次は苗づくりといってみましょう!
種もみを買ってきて、まずは塩水選です。

小学生の頃にやったなぁ〜…。
塩を加えるにつれて、軽い種もみが浮き上がってきます。

つづいて、温湯消毒…といきたいところなのですが、温度管理が難しいので、薄めたお酢に1日浸けるだけにしました。
それを、ただの水に替えて、浸けておくこと1週間。

めっちゃ、芽が出てきた!
とても元気!

これを、市販の培養土に蒔いて、温度管理の行き届いた室内で大切に育てます。
他のスタッフにも手伝ってもらい、定期的な水やりを欠かさないようにします。
なにしろ、ここで失敗すると、ゆぶねっこ計画全体が頓挫することになりますから。
それはもう、どきどきです。

そして、ついに——

出てきた!!