生姜

みなさん、お元気ですか?
一年でもっとも寒い時期、大寒。
…といっても、今年は寒暖差が激しいですが。
こんな季節には、体が温まるものが食べたくなりますよね。
ということで今回は、庭で採れた生姜で、生姜湯と生姜焼きを作ってみました。

昨年末に収穫して、新聞紙にくるんで寝かせておいた生姜さんです。
おはようございます。それから、いただきます。

まずは、よく洗って、すりおろします。

わぁ、これ、すごいい〜い香り!
おろしたそばから、フワッと、目の冴えるような香りがキッチンに広がります。
これは期待できそうです。

ではさっそく、生姜湯から作っていきましょう!

鍋におろした生姜、砂糖、片栗粉と水を加えます。
それをよく混ぜながら一煮立ちさせて、最後にレモン汁を加えたら…完成。
…って、はやっ!
ちょっと待って、まだ生姜焼き全然できてない!

つ、つづいて、生姜焼きです!
豚肉の筋を切り、塩をふり、薄力粉をうっすらとまとわせます。
そしてそれをごま油で焼きます。
このとき、あまり火を入れすぎないように注意します。

なぜかというと、後でこのようにたれを煮つめるからですね。
たれは、おろした生姜、しょうゆ、みりん、砂糖と塩少々です。

くぁぁ、食欲が刺激されてしまう〜!
どのくらい煮つめればいいのか?
…問われるまでもありませんね。
それはみなさんの胃袋が知っているッ!!


できました!!
というか生姜焼きは作りすぎでした!
余った分は冷蔵庫にしまって、さっそくいただきましょう!
まずは、生姜湯から。
…あぁ、あったまるぅ〜。
やさしい甘さと爽やかな辛さが溶けあって、いつまでもちびちびと飲んでいたくなる味。
まるでこたつに入ったような気分です。
つづいて、生姜焼き。
…くっ、効くゥゥ~~!
さきほどの甘みと辛みに、さらに塩味までプラスされてしまったら、これはもうひとたまりもありません!
まるでこたつで食べる冷凍みかんです!
食べ終わった後は、体が内側からぽかぽかと温まっていて、外に出ても寒くないくらいでした。

…えー、ということで。
二十四節気では、大寒の次は、立春だそうです。
寒さもそうですが、人生の中で何かを極限まで突き詰めて「もうこれ以上はできない」と底尽きた時。
それは、今までの生き方の限界であると同時に、そこから萌芽する新たな生き方の予兆でもあります。
今は、もうがんばれないよと感じているかもしれませんが、きっと大丈夫。
だって、空っぽになるまで出し切るなんて、そんなとんでもないことができてしまうチカラがあるのですから。
今は、せめて体だけでも温かくして、やがて来る春をゆっくりと待ちましょう。