体験の回(11クール目)

みなさん、お元気ですか?

先日、ツワブキの会のみなさんと作業体験を行いました!

作業内容は、以前ブログでもご紹介したことのあるわらなわと、冬の定番・バラの強剪定です。

まずは、ウォーミングアップの軽作業から。
と言っても、今回はちょっとハードルが高い。
なにせ、スタッフも苦戦したわらなわです。
フフフ、うまくできるかな~?

……なんということだ。
あっという間にできてしまった。
しかも、美しい。
カンペキです。


ちょっと、見てくださいよ…
拡大するとますます際立つ、この精巧さ。
なんて丁寧な手仕事なのでしょう!
しかもこれ、ホワイトボードで図示したなわのない方とは違って、その場で編み出されたやり方で作られたんです。
それは、2つの束を別々に指でねじねじしてから、2つ合わせてねじっとするというもの!
いやぁ、何度見ても美しいねじねじだなぁ…。
みなさんの細やかな気遣いが光ります。

つづいては、みんなでやる外作業、バラの強剪定です。
バラさん、お待たせしました。
時期が遅くなってしまってすみません。
これから、ばっさりと切らせていただきますよ。

みなさん、バラの剪定なんてしたことがない方ばかりです。
それでも、勇気を振り絞って、こわごわハサミを握ります。

えいっ!

不安でいっぱいの時に、それを避けてばかりいると、想像の中でどんどん不安が膨らんでいきますね。
一方で、勇気を出して飛び込んでみれば、不安なことはあるけれど、想像していたほどではなかったことに気がつくはず。
森田療法ではこのような場面をよく「山に入って山を見ず」と言い表します。
離れて眺めていると恐ろしく思えても、山の中に入ってしまえば、意外と自分もすんなりとその一部になりきり、溶け込めてしまうものなのです。
さらには、怖さだけじゃなくて楽しさもあるんだな、なんてことまで見えてきたりします。
山に入ってふと振り返ったら絶景だった、といったところでしょうか。
(フツーだ、アタリマエだ、と思っていた景色でも、ふと振り返るとそのありがたさに気がつくことがありますね)

ということで。
みなさんの素敵な所が、咲き始めたばかりの桜のように眩しい、とてもいい回でした。
始める前が一番怖い。
一歩踏み出す勇気を見せてくださったみなさんに、拍手を。
手伝ってくれたスタッフと、それから肩を貸してくれたバラさんにも、ありがとう。